高齢者の力を耕作放棄地に生かす
初めまして、つるかめ農園の鈴木兼芳と申します。
65歳にて会社勤めを終えて下北手地域(秋田市)の耕作放棄地や休耕田を農作業を通じて、地域の方々との交流を図る場所として活用し、高齢者が働く場所や集いの場所作りを目指しています。
また近隣の農家と協力し、多品種の農作物を生産することで多くの方々が携わることにより、農家の楽しさを実感して欲しいとの思いで起業致しました。
その一方で私の出身地・北秋田阿仁へ週末に帰り、実家の管理や畑の耕作、山林の管理(約30㌶)をしていますが、この広葉樹林を活用して昭和30年から60年代にかけて盛んに栽培されていた「原木なめこ等」へ取組んでみたいという思いが強くなりました。
2年前に思い切って10.000個「植菌」
自家消費するため10数年前から原木になめこ、シイタケを栽培してきました。所有山林のミズナラ等を自らチェーンソーで伐採し植菌してきました。そこで2年前になめこの種駒を10.000個植菌しました。
なめこ、シイタケを植菌する原木は休眠期(11月~翌年の3月頃)に伐採し雑菌が入らないようにシートで保護し、5月頃に種駒を植菌する作業を行います。そして昨年の9月下旬頃から降雪期(11月中旬頃)まで発生(2回の夏を経て発生)したなめこを収穫しました。
「阿仁産原木なめこ」人気集中、生産追い付かず
秋田市内のホテル、直売所や居酒屋、個人に販売してきましたが、品薄の状況でした。また市内の衣料品店の社長の依頼で和歌山の同業者の方へ原木なめこを送ったところ、①宅配便の箱を開けたとたんに「森の香り」「木の香り」がし、口の中へ入れたところ奥深い味がして満足感でいっぱいであった。②初めてなめこを食べ秋田の方々はこんなに美味しいもの食べているのか?③毎年送ってくれ!!と絵手紙を添えて称賛のお言葉をいただきました。
楽しく生きがいを持って働ける場を作りたい!!
私が週末に過ごす北秋田市阿仁地区は急速に高齢化が進んでおります。高齢の方々を含め働ける場所も限られております。
原木の伐採や運搬は若い方々や職人の方にお願いしても、植菌作業や収穫は高齢の方々でもこれまでの経験を生かし働けると思います。
その方々に働く場所や生きがいを見出したいと思っています。
故郷の山林を活用し地域の方々に「楽しく働ける場所」を提供したい、そのためのプロジェクトにこの支援をお願いいたします。
リターンについて
今回のリターン品は所有山林に伏せ込みした原木なめこや近くで採れたぜんまい、阿仁ふき等を予定しております。生なめこは天候の状況によって鮮度が変化したり収穫量も安定しませんので、なめこは缶詰、ぜんまい・ふきは真空パック処理したものを予定したいと考えております。いずれも11月中旬からお引き渡しの予定です。希望される方については、生なめこも検討いたしますが、その状況によって対応することにいたします。また干したぜんまいも準備いたします。
資金の使途
プロジェクトの目標額は120万円です。原木の伐採運搬や、種駒の購入、植菌の労務費、収穫、選別、出荷するための労務費に充てさせていただきたいと思います。