秋田県秋田市にある「多機能型ケアベースにのに」は、人工呼吸器などの医療が常時必要な医療的ケア児者、心身に重い障がいのある重症心身障がい児者といわれる方たちを1日12~13人ほどデイサービスでお預かりしています。週末だけのお泊り(ショートステイ)も行っています。今は3歳から40代の方までが登録し、大きな家族のようにワイワイと楽しい時間を過ごしています。
私たちはにのにを利用してくれているみんなのことを「めんこさん」とお呼びしています。秋田弁で「めんこい」は「かわいい」の意味。生まれてから私たちに出会うまで、何度も大きな手術やつらい治療をして命を繋いできているめんこさんたち。ただただかわいいのではなく、いろんなことを乗り越えて私たちと出会ってくれたことに感謝の気持ちと懸命に生きている姿が何にも代えがたいほど愛おしい―。そんな気持ちを込めた呼び名です。
「にのに」ができてからは「めんこさんたちのことを知ってもらいたい!」と外出をしたり、イベントを開催して地域の方たちと交流したりと、アクティブに活動してきました。そして今年11月には秋田市のさきがけホールを会場に、全国の病児・障がい児を支援している団体が集う「ワクワクつながる祭典2025 in 秋田」を開催することが決まりました!この祭典を実施することで団体、めんこさん、ご家族、医療・福祉に関わる方々などいろんな繋がりが生まれ、大好きな秋田で生ききることができるようになれたらいいなと思っています。
皆さまの 温かい応援が、めんこさんやご家族の心に深く届く未来をつくります。どうか、ご協力をよろしくお願いいたします!